性生活を取り巻く性病の種類と症状
昨今では性交渉の低年齢化が懸念されています。
望まぬ妊娠もそうですが、知識不足による性病への感染も重大な問題点と言えます。それでは、性病には一体どのような種類があるのでしょうか。
まず、最も多くの人が聞いたことがある、もしくは実際に感染したことがあるのがクラミジアではないでしょうか。
世界的にも最も多く感染が報告されている性病で、避妊具を使用しないで性交渉を行った場合に感染のリスクが高まります。
潜伏期間は1週間程度ですが、菌の数が少なければ1ヶ月程度の潜伏期間がある場合もあります。
女性の場合症状が現れないこともありますが、だからといって放置してしまうと不妊や子宮外妊娠の原因にもなりますのでしっかりと治療することが大切です。
また、避妊具を使用しない性器の挿入だけではなく、口を使った性行為によって喉への感染も懸念されますので注意が必要です。
梅毒という性病も認知度は高いのではないでしょうか。
ただ、その症状についてはあまり知られていないようですが、人によってはクラミジアよりも症状を重く受け止めるのではないでしょうか。
症状が現れる時期と落ち着く時期があり、例えば健康診断などで血液検査をして偶然に発見されることがあります。
クラミジアが性器周辺の感染症に対して梅毒は全身の感染症で、感染した部位にしこりができ、やがて倦怠感や脱毛などの症状が現れます。
最終的には内臓・脳神経に症状が現れ重症化することもあります。
あまり知られていない種類としては、例えばカンジダがあります。
この菌は元々口や膣にもっていて、性器の挿入はもちろん男性が女性に対して、女性が男性に対しての口を使っての性行為など様々な性行為によって感染が考えられます。
また、性交渉がなくても免疫力が低下して菌が増殖して症状が現れることもあります。
実は男性ではあまり症状が現れることはなく、女性では性器の痛みやおりものが増えるといった症状があります。
いずれにしても、性交渉の前には性器はもちろん全身を清潔にするよう心がけ、妊娠を目的としないのであれば避妊具を使用することを厳守することで感染の予防率は非常に高まります。